2019年09月14日発表の地震予測(19-0058)

 
2019年09月07日に発生した青森県東方沖M5.0・震度3の地震で、ごく近くで過去に起きてきた類似事例がその後隣接震源や千島海溝にかけての一帯におけるM6クラス以上に繋がっていく傾向性があることがわかった。

 

今回の青森県東方沖M5.0・震度3は発生当初浦河沖M4.9とされていたが、その後確定値として青森県東方沖M5.0・震度3に更新されたもの。

改めて今回の震源付近における過去の地震を、深さ50~100km(今回は64km)、M5以上で抽出した上で、11例についてその後2ヶ月間の国内発震状況を追跡したところ、岩手県沖や三陸沖、それに十勝沖や浦河沖といった隣接震源におけるM6クラス以上が多発していたことがわかった。

その数は11例中6例と過半数に及び、2011年には青森県東方沖から1.5ヶ月後に浦河沖でM6.2・震度5弱の地震が起きていたのをはじめ、1990年には青森県東方沖の3日後に三陸沖でM5.9とM5.5が、1993年には2週間後に岩手県沖でM5.5が、1983年にも1.5ヶ月後に十勝沖でM6.4がそれぞれ発生していたのである。

中でも1962年02月に青森県東方沖でM5.1が観測されたケースでは3週間後に岩手県沖でM5.5が起きた後、三陸沖でM6.8が発生、その後も十勝沖を震源とするM7.1の広尾沖地震が引き起こされていた。

更に根室半島南東沖や択捉島南東沖といった千島海溝沿いでの地震まで含めれば11例中すべての事例で2ヶ月以内にM6クラス以上が起きていたことから、今回もこうした一帯における地震に留意しておくべきと言えるだろう。
 

地震予測:2019年11月07日までに青森県東方沖隣接震源と千島海溝沿いでM6クラス以上の可能性
対象地域:北海道、青森県、岩手県
 

青森県東方沖今回の震源付近後の隣接震源及び千島海溝沿いM6クラス以上

1962年02月26日 M5.1 震度2  青森県東方沖
1962年03月18日 M5.5 震度2  岩手県沖
1962年04月12日 M6.8 震度4  三陸沖
1962年04月12日 M5.9 震度2  三陸沖
1962年04月23日 M7.1 震度5  広尾沖地震(十勝沖)
(1962年04月30日 M6.5 震度4  宮城県北部地震)

1966年10月28日 M5.0 震度2  青森県東方沖
1966年11月01日 M5.5 震度3  十勝地方中部
1966年11月12日 M5.9 震度3  十勝沖

1973年03月11日 M5.3 震度3  青森県東方沖
1973年04月06日 M5.5 震度1  北海道東方沖

1975年12月31日 M5.1 震度2  青森県東方沖
1976年01月21日 M6.5 震度2  択捉島南東沖
1976年01月21日 M5.9 震度1  択捉島南東沖
1976年01月22日 M5.7 震度1  択捉島南東沖
1976年01月23日 M5.6 震度1  択捉島南東沖
1976年01月25日 M5.9 震度1  択捉島南東沖
1976年02月06日 M5.5 震度3  根室半島南東沖

1979年04月24日 M5.2 震度3  青森県東方沖
1979年05月15日 M5.7 震度2  択捉島南東沖
1979年05月22日 M5.5 震度3  三陸沖

1983年03月14日 M5.1 震度2  青森県東方沖
1983年04月12日 M5.5 震度2  北海道東方沖
1983年04月30日 M6.4 震度3  十勝沖

1990年01月07日 M5.3 震度3  青森県東方沖
1990年01月10日 M5.5 震度2  三陸沖
1990年01月10日 M5.9 震度2  三陸沖

1993年10月28日 M5.2 震度2  青森県東方沖
1993年11月11日 M5.5 震度4  岩手県沖
1993年11月24日 M5.6 震度3  青森県東方沖

2007年05月19日 M5.3 震度4  青森県東方沖
2007年07月01日 M5.8 震度4  根室地方北部

2011年10月07日 M5.0 震度3  青森県東方沖
2011年10月21日 M6.3 震度3  上川地方中部
2011年11月20日 M5.5 震度1  千島列島
2011年11月24日 M6.2 震度5弱 浦河沖

2015年11月01日 M5.2 震度3  青森県東方沖
2015年11月28日 M5.6 震度4  根室半島南東沖
2015年12月13日 M5.8 震度1  千島列島
 
結果:

2019年11月10日 M5.2 震度- 三陸沖付近
 

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