2019年07月10日発表の地震予測(19-0044)

 
2019年07月09日に発生したオホーツク海南部M5.8の地震が、その後伊豆・小笠原におけるM7クラス以上に繋がっていく可能性があることがわかった。

オホーツク海南部M5.8は深さ480kmの深発地震であり、同震源では度々、深さ300km以上の深発地震が発生してきたことから今回の地震自体はそれほど珍しいとは言えないが、付近での類似事例とその後の国内発震を追跡したところ、過半数のケースで2ヶ月以内に伊豆・小笠原におけるM7クラス以上に繋がっていたのだ。

中でも鳥島近海では1985年02月23日にオホーツク海南部でM5.3が発生すると6週間後にM6.6・震度4が、2011年12月10日のオホーツク海南部M5.7では3週間後の2012年01月01日にM7.0・震度4が、2013年08月05日にもオホーツク海南部でM5.8が起きると1ヶ月後にM6.8・震度4がそれぞれ記録されていた。

また硫黄島近海でも1997年11月28日のオホーツク海南部M5.5から1ヶ月後の1998年01月01日にM6.5・震度2と2018年07月02日のオホーツク海南部M5.6から1.5ヶ月後の2018年08月17日にM6.6・震度1が発生していた。

他にも2009年にはオホーツク海南部から2ヶ月後に八丈島東方沖でM6.6・震度5弱が観測されていたなど、11事例中6例でオホーツク海南部から2ヶ月以内のM7クラスが伊豆・小笠原で起きていたのである。

こうした実績から今後2ヶ月以内の伊豆・小笠原におけるM7クラス以上への警戒が必要であると考えられるが、オホーツク海南部では他にも、6週間後の関東東方沖M6.7や3日後の奄美大島北東沖M6.8、それに6週間後の宮古島近海M6.5など伊豆・小笠原以外を含めれば11事例中8ケースで国内M7クラス以上に繋がっていたことから、伊豆・小笠原以外の地域でも注意が必要であると言える。
 

オホーツク海南部今回の震源付近後の国内M7クラス以上

1976年07月10日 M6.0 震度2  オホーツク海南部
なし

1976年11月08日 M5.0 震度-  オホーツク海南部
なし

1985年02月23日 M5.3 震度-  オホーツク海南部
1985年04月11日 M6.6 震度4  鳥島近海

1986年05月22日 M5.0 震度-  オホーツク海南部
なし

1997年11月28日 M5.5 震度-  オホーツク海南部
1998年01月01日 M6.5 震度2  硫黄島近海

2004年04月17日 M5.3 震度-  オホーツク海南部
2004年05月30日 M6.7 震度1  関東東方沖

2009年06月16日 M5.2 震度-  オホーツク海南部
2009年08月05日 M6.5 震度4  宮古島近海
2009年08月09日 M6.8 震度4  東海道南方沖
2009年08月11日 M6.5 震度6弱 駿河湾
2009年08月13日 M6.6 震度5弱 八丈島東方沖

2009年10月27日 M5.2 震度1  オホーツク海南部
2009年10月30日 M6.8 震度4  奄美大島北東沖

2011年12月10日 M5.7 震度-  オホーツク海南部
2012年01月01日 M7.0 震度4  鳥島近海

2013年08月05日 M5.8 震度-  オホーツク海南部
2013年09月04日 M6.8 震度4  鳥島近海
2013年10月01日 M6.7 震度1  オホーツク海

2018年07月02日 M5.6 震度-  オホーツク海南部
2018年08月17日 M6.6 震度1  硫黄島近海
 

地震予測:2019年09月10日までに伊豆・小笠原でM7クラス以上
対象地域:伊豆・小笠原
 

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