2019年07月04日発表の地震予測(19-0042)

 
2019年07月04日にカナダで発生したM6.2の地震で、付近での過去事例からその後太平洋プレート沿いで地震が多発する傾向があることがわかった。

今回の地震は太平洋プレートと北米プレートに挟まれたファンデフカプレートの北端付近で起き、深さは10kmと浅かったが、この地震でまず知っておくべきはM9クラスを引き起こすとされるカスケード沈み込み帯に近い場所であったという点だ。

南海トラフに近い環境として捉えるべきファンデフカプレートの北米プレートへの沈み込みにおいて、今回の震源はファンデフカ側ではあったものの、1700年にはM9.2とも言われる超巨大地震を引き起こしたカスケード沈み込み帯付近であるだけに、今後しばらくは付近における地震を注視していく必要がある。

今回の震源付近では20世紀以降、深さまで類似のM6以上事例が数回発生しており、それらについてその後2ヶ月以内の発震状況を追跡したところ、太平洋プレート沿いでの地震が目立っていたことがわかった。

まず海外におけるM7以上を見てみるとインドネシアやニュージーランド、それにアラスカなどでM7以上が起きていた他、1993年にはグアムでM7.8の規模で地震が観測されていたなど、8例中6例で2ヶ月以内に太平洋プレート沿いM7以上が記録されていた。

また、カナダでの地震から日本国内で2ヶ月以内にM6クラスが起きていたケースについて追跡してみると、8例中7例で太平洋プレートに接した地域での揺れに繋がっていた。千島海溝や日本海溝、それに伊豆・小笠原海溝といった場所である。

それらの詳細は以下の通りだが、中には2013年のように福島県沖でM7.1、2008年のように父島近海でM6.6、また1929年のように千島列島南東沖でM6.5などM7クラス及びM7以上大地震となっていた例もあることから、M6クラスならびにそれ以上の規模への注意が必要と言えるだろう。

カナダ今回の震源付近以後の国内太平洋プレート沿いM6クラス以上

1929年05月27日 M7.3 震度-  カナダ
1929年05月31日 M6.2 震度3  浦河沖
1929年06月13日 M6.5 震度1  千島列島南東沖
1929年06月14日 M5.5 震度3  福島県沖
1929年06月24日 M5.8 震度4  福島県沖
1929年06月27日 M6.0 震度3  茨城県沖

1929年09月18日 M6.4 震度-  カナダ
1929年10月06日 M6.2 震度3  根室半島南東沖
1929年10月27日 M5.7 震度3  根室半島南東沖

1956年12月21日 M6.5 震度-  カナダ
1956年12月22日 M5.9 震度3  三宅島近海
1956年12月23日 M6.0 震度3  三宅島近海

1957年03月24日 M6.1 震度-  カナダ
1957年04月06日 M5.7 震度1  択捉島南東沖
1957年04月09日 M6.4 震度2  鳥島近海
1957年04月27日 M5.8 震度3  北海道東方沖
1957年04月29日 M5.5 震度2  北海道東方沖

1993年08月03日 M6.0 震度-  カナダ
なし

1998年08月30日 M6.1 震度-  カナダ
1998年09月03日 M6.2 震度6弱 岩手県内陸北部
1998年10月14日 M5.6 震度2  三陸沖

2008年01月05日 M6.6 震度-  カナダ
2008年01月05日 M6.4 震度-  カナダ
2008年01月18日 M5.7 震度1  硫黄島近海
2008年02月27日 M6.6 震度3  父島近海

2013年09月04日 M6.1 震度-  カナダ(05:19)
2013年09月04日 M6.0 震度-  カナダ(09:23)
2013年09月04日 M6.8 震度4  鳥島近海(09:18)
2013年09月20日 M5.9 震度5強 福島県浜通り
2013年10月26日 M7.1 震度4  福島県沖
 
地震予測:2019年09月04日までに太平洋プレート沿い(千島海溝・日本海溝・伊豆・小笠原海溝)でM6クラス以上
対象地域:北海道・青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・千葉県・伊豆・小笠原
 
結果:

2019年08月04日 M6.4 震度5弱 福島県沖
2019年08月15日 M5.4 震度4  青森県三八上北地方
2019年08月24日 M5.5 震度3  福島県沖
2019年08月29日 M6.1 震度3  青森県東方沖
 

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